大人のバレンタイン!甘口ワインをバレンタインに渡したい!
もうすぐバレンタインシーズンですね。
ワインが好き、という彼にオトナのプレゼントとして、ワインをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
特に近年はお酒の中でも、より「こだわり」が伝わりやすいワインがその人気をあげてきています。また、いろいろな産地のワインが注目され始めたことで、これまで以上にワイン自体に興味をもつ人も増えてきてくることでしょう。
一方で、そもそも、ワインに難しいイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
探し方がわからない!という理由で、これまでプレゼントやバレンタインの選択肢としてワインをお考えになった人が少ないことも予想されます。
そこで、私は強くバレンタインには「毎年」ワインをプレゼントしてほしい!と考えています。
ワインを「毎年」バレンタインにプレゼントしたいその理由
まず、ワインショップなどワイン売り場に行くと、本当に驚くほどたくさんのワインが売っています。さすがにその場で味わいなどは想像が出来ませんが、「高そう」「カジュアルな感じ」などラベルを見ているだけでも楽しいですね。
さて、この「たくさんある」というのがプレゼント選びでは難関です。たとえば、「甘口ワイン」を探そうとしても、そもそもどれが甘口ワインなのかすらわからない、ということは多くあります。
私からはこの「たくさんありすぎて選べない」というものを逆手にとりたいと思います。
つまり、それだけ多くのワインがある、ということは、一度、探し方のコツさえつかんでしまえば、毎年違った銘柄をプレゼントに渡していくということが出来るのではないでしょうか。バレンタインのチョコにたとえれば、毎年有名ショップごとにプレゼントするチョコを変えていく、というイメージです。
ワインについても、最初の入り口さえクリアしてしまえば後は楽ちんです。
バレンタインに限らず、誕生日であったり、お祝いのシーンであったり、様々なシーンでワインをプレゼントすることが出来るというわけです。
うんちく:バレンタインデーにチョコレートは日本独自の文化
話は変わりますが、「いやいやバレンタインデーと言えばチョコでしょ?」という声も聞こえてきそうですね。そう、バレンタインデーと言えば、もちろんチョコレートをプレゼントするとされています。
ただし、バレンタインにチョコレートを渡すのは日本独自の文化というのはご存じでしたか??
もともとは恋人とともに過ごすという欧米の文化から、日本の「メリーチョコレート」が1958年にバレンタインセールとしてチョコレートの売り込みをかけたのがブームの発端とされています。参考までに1959年の翌年にはハート型のバレンタイン用チョコレートを販売したとされています。さらにその昔の1936年には、お菓子で有名な「モロゾフ」社が外国人向けの英字新聞にバレンタインデー向けのチョコレートの広告を出していたとも言われています
参考:日本チョコレート協会「バレンタインデーとチョコレート」より
もともとは恋人とともに過ごす文化というところでありますから、本来はチョコレートに限らずいろいろな食べ物やデザートを送ってもいいのかもしれませんね。
バレンタイン用には「甘口ワイン」を選んでみよう
もしバレンタインにお渡しになる相手が、甘いものがお嫌いでなければ
私はあえて「甘口ワイン」を軸にプレゼントを考えていきたいと思います。
ここではバレンタインらしく<b>チョコレートに合うワイン</b>と前提を置いた中でおすすめのワインをピックアップしたいと思います。
まず、バレンタインのプレゼントのシチュエーションから考えてみましょう。
バレンタインシーズンにあたっては、家族へのプレゼントなどと異なり
ワインを直接渡すという方が多くいらっしゃることでしょう。
つまり、ご自宅やレストラン、もしくは宿泊先など
・お目当ての男性とバレンタインに一緒に飲みたい
・チョコレートと一緒にワインを楽しみたい
というシーンも十分に想定されると考えました。
そんなバレンタインにぴったりで、チョコレートと合うのが
シロップのような甘さを持つ「デザートワイン」です。
バレンタインに渡したい!甘口ワインの一種「デザートワイン」とは?
デザートワインとは、つまりデザートのように甘いワインと言うことです。
ワインというとその多くはお食事の前のシャンパンであったり、もしくはお食事と合わせて楽しまれるものですが、デザートワインは違います。一般的に「食後酒」として楽しまれることが多く、デザートとともに、もしくはデザートの代わりとして用いられるワインです。
さらに一般的には、その味わいも「極甘口」と表記されます。
デザートワインの味わいは多くは
・はちみつのような甘さ
・とろっとした甘美な口当たり
・シロップや柑橘系ジャムのような甘さ
というものが多く見られ、まさにスイートなイメージを持つバレンタインにはぴったりです。
バレンタインにおけるデザートワインの立ち位置としては、前述の通りチョコレートに合わせやすいというほかに、わかりやすい良さがあるというポイントがあります。
・ワインビギナー方でも楽しめる
・バレンタインにワインを渡す女性の方も一緒に飲める
という点は特に見逃せません。
当方もこのページの作成にあたり、デザートワインをいくつか試していますが、まず率直に考えるのは「ワイン初心者でも楽しめそうな味わいだな」という点です。
是非雰囲気良く、大きめのグラスでゆっくりと楽しみたいところです。
前段が長くなりましたが、ここではそんなバレンタインにおすすめの「デザートワイン」をご紹介します。価格帯はおおよそですが、プレゼント映えもある3千円前後から考えていきたいと思います。
バレンタインにおすすめの甘口ワイン:キアモント・フルーフォンティン
トロピカルフルーツのような甘美な味わいに爽やかなキレ。限定本数の極上デザートワイン。
このデザートワインの特徴は、上述のデザートワインであるポールクルーバーと比較しても非常にトロピカルフルーツのような印象が強くある点。
ピーチやマンゴーなど、しっかりとした果実のイメージがありありと浮かんでくる点が特徴です。
ともするとデザートワインというとハチミツやシロップの香りや味わいに近しいものを感じる傾向がありますが、このキアモントというワイナリーのデザートワインは、果物のような味わいが特徴。
それゆえ、ワイン単体でも楽しめますし、チョコやバニラアイスなどとも良い印象を持たせてくれることでしょう。
砂糖のようなベタベタとした味残りがないのもポイント。デザートワインは後味のひっかかりが気になると言う方も少なからずいる中で、このデザートワインはわずかに乳酸菌ドリンクやヨーグルトのようなスッキリとした味わいの余韻を残していきます。日本人好みのデザートワインと言えるでしょう。
画像:http://www.keermont.co.za/wines.html よりキャプチャし引用
このワインもポールクルーバー同様、海外評価誌の評価が高いのがポイントです。
繰り返しとなりますが甘口ワイン(デザートワイン)については日本国内でも評価軸がよくわからないのが実情です。結果としてワイン評論が活発な海外の評点をアテにするという流れは一つの有効な手段でもあります。もちろん、このキアモント・フルーフォンティンという甘口ワインも高得点を獲得しています。
・ワインの世界権威誌である「ワインアドヴォケイト」において、94点/100点の高得点(2015年ヴィンテージ)
・イギリスの評論家ティムアトキンMWによる評価95点/100点(2015年ヴィンテージ)
注目すべきは、アメリカの世界一と言われるワイン評論のワインアドヴォケイト誌において94点という高得点をたたき出しているデザートワインだと言う点です。あくまでも甘口ワインやデザートワインでこのような評価が絶対的ではありませんが、先のポールクルーバー同様、「あるうちに」試してみたいワインの一つです。
ワインの面白い所は、原料となる葡萄が農作物に近いものであることから、生産年(ヴィンテージ)が変わるとコロッと世間の評価も変わってしまうことがままあります。高得点の生産年(キアモントでは2015年など)を手に入れておける環境にあるというのは嬉しいですね。
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おすすめのバレンタイン向け甘口ワイン「ノーザンワイン」
最後はカナダのアイスワインというものをご紹介しましょう。
カナダのナイアガラの滝で知られるオンタリオ州のワインです。
凍り付くような極寒の地であり、ワインの水分が凍っては溶け凍っては溶けを繰り返すうちにワインの糖分だけが凝縮していく、というのがアイスワインの仕組みです。
このワインは、2016年に話題となったドラマ「逃げ恥」の作中で登場したとされるワイン。「逃げ恥ワイン」として知られるようになり、しばらくは購入そのものが困難となるほどの人気ぶりでした。
当時の人気ドラマに登場したワインということで、バレンタインの時期に楽しむワインのみならず、贈答用や誕生日プレゼント、もしくは女子会などでも話題として持ち寄りたいワインの一つであります。
ワインの開け方ってどうやるの?覚えておきたいコツ
さて、たとえばバレンタインのプレゼントとしてワインをお渡しした場合。
仮に、「その場で飲もう!」というシーンになったときに問題となる点があります。
それは
①開けるためにソムリエナイフ(コルク抜き)が必要である
②できればそれっぽいグラスで飲んだ方が雰囲気もでて香りも立つ
そう、開けるための道具と、出来ればグラスが必要という2点です。
グラスはその場にあるもので代用も出来ると言えば出来ますが、栓抜きは必須ですね。
バレンタインの急なシーンにも使える?ソムリエナイフのおすすめは?
たとえば、スーパーのワイン売り場などでもソムリエナイフなどの栓抜きは売っているは売っています。
ただ、せっかくであれば少しでもよいものが使いたいですよね。
ここでは普段使いでも今後使えるという点でセレクト。個人的にも使用しているソムリエナイフです。もしお渡しになるまでに時間があるならば上記のソムリエナイフがおすすめです。
お値段も千円程度で購入が出来て、あまり開けるのに力を要さないタイプです。
開け方については酒販大手のサントリーさんの動画が大変参考になります。
このソムリエナイフは開けるときに変に引っ張る必要のないダブルアクションと呼ばれるタイプで、特に力のない女性などでも比較的容易に開けることが可能です。
バレンタイン当日にもし開けるシーン、もしくは後日開けるシーンを想定するならば併せて用意したいところです。
バレンタインのワインギフトとして「グラス」を渡すのもアイディアの一つ
もし、お味の部分だとかお相手の好みなどがわからず
ただなんとなくお相手がワインが好き、という場合はグラスを渡すのも一つの手段です。
というのもワイン好きからすると、口当たりの良い高級なグラスはワインの香りや味わいを引き出してくれる大事なツール。バレンタインで一流メーカーのものをプレゼントされたとなると、非常にありがたいものです。
ただし、その分、高級グラスであった方がいいと言うところでしょう。
最低限でも1脚3千円クラスからのものをお渡ししたいところで、出来れば名の知れたブランドをお渡しするのが無難です。
ワイングラスをたくさん持っていて必要ない、ということは案外ありません。
もちろんワイングラスは「割れる」ものであり、生粋のワイン好きのレベルまで行くと一種の「消耗品」としてとらえている方も多くいます。
きわめて無難なのは百貨店などでも販売している「リーデル」と呼ばれるワイングラスです。スマートな形のフルートグラスと呼ばれるものは主にシャンパン専用ですので避けた方が良く、それ以外のグラスであればおおむね汎用性がきくため、嫌われることはないでしょう。
もし、バレンタインのプレゼントにあたり、ここまでにご紹介したワインなどを踏まえピンと来ないと言うことでしたら「リーデル社のワイングラスを渡す」というのは非常に無難な選択肢であると言えます。