ワインとチョコって、合うの??
ワインと言えば食事に合わせる!というイメージが強くありますが
チョコレートと合わせるという選択肢をご存じでしょうか?
最近は、大手チョコレートメーカー社も
「ワインとチョコと合わせる」という手法を積極的に提案するようになってきました。
一方で、漠然と、それらの大半は
「濃い赤ワイン」と合わせるという抽象的なものです。
具体的に、チョコレートとワインを合わせたい!というときはどうすればよいのでしょうか??
具体的な銘柄と、合わせたいチョコはこれだ
こちらの記事では具体的にチョコレートと合わせるワインをご紹介します
この記事を読むと
どのチョコレートにワインを合わせれば良いかがわかる
具体的にワインはどの銘柄を選定すればよいかがわかる
ワインがわからなくても大丈夫です。おすすめの手法を記載します。
チョコの選定について「ミルクチョコ」
まずは王道ともいえるミルクチョコについてワインを検討していきましょう
市販品での再現性も高く、チョコ自体の選定も容易であることがポイントです。
チョコの選定について「ヘーゼルミルクチョコ」
続いては、変化球の「ヘーゼルナッツ味のチョコレート」です。
今回選定したのは、いわゆるジャンドゥーヤともいわれるヘーゼルナッツ味のミルクチョコ。
贈答用や秋口に販売しているチョコレートの定番格ともいえるのがジャンドゥーヤ。
今回は、ミルクチョコとヘーゼルナッツのプラリネを組み合わせたワインを選定。
いわゆる「ナッツの香ばしさが漂うチョコ」という区分になりますが
果たして、「ナッツ」という要素が入っていくと合うワインは変わるのか?
これに合うワインも考察していきましょう。
ミルクチョコに合うワイン「ボデガスアタラヤ ラヤ」
果実味と樽の香りがチョコと見事に調和。
チョコレートいえば、赤ワインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回用いたチョコは、甘く優しい味わいの「ミルクチョコ」。
このチョコに合うワインも慎重に選定せねばいけません。
見事にばっちり合ったのが、スペイン産の濃い赤ワイン。
「ボデガスアタラヤ ラヤ」を選びました。
濃い果実味と、ミルクチョコのまろやかさが見事に調和
このボデガスアタラヤ ラヤは1,500円程度のワインで、濃くありつつも後味がまろやか。
特にベリーのような濃縮したような果実味と、チョコレートのような樽の香りが特徴的。
加えて、少しハーブのような香りも感じられます。
ワインは果実味が豊かで、少し甘さを感じるほど。
また、後味にチョコのような樽の香りを感じることから、ミルクチョコと相性は抜群でした。
合わせたいミルクチョコレート
選定のチョコレートはカール・ファッツェル ミルクチョコレート
北欧フィンランドのチョコレートです。ミルク感の強い、まろやかなチョコで
まさに今回のボデガスアタラヤ ラヤの果実味豊かなワインと合うといえるでしょう。
ヘーゼルチョコに合うワイン「クラインザルゼ シャルドネ」
フレッシュさを売りにした、樽を「利かせてない」白ワイン
さて、問題はヘーゼルナッツ味のチョコレートです。
というのも、ヘーゼルナッツ味のチョコレートは、ナッツの香りの主張が強く
合うワインをだいぶ選ぶ印象です。
実際、ヘーゼルナッツ味のチョコは合わないワインも多く、ぴんと来ないこともしばしば。
どんな組み合わせを目指せばよいのか?
ところで、みなさんは、白ワインの中でも「樽を利かせたワイン」を飲むでしょうか。
想像の通り、木の樽で寝かせた白ワインです。
木の樽でワインを寝かせると、香ばしさが付与され、飲みごたえに高級感・リッチさが表現されます。
高級ワインの一つである「キスラー レ・ノワゼッティエール」は
その名の通り、ノワゼット=ヘーゼルナッツの香りがすることがその名の由来。
つまり、ヘーゼルナッツのチョコにはあえて、
樽の香りがないものを選ぶのがポイント。
なおかつ、ブドウの品種はコクのある中立的な品種であるシャルドネがおすすめ。
白ワイン+ヘーゼルナッツのチョコで奥行きを出す
これが一つのポイントと言えます
そのような点で、上記のクラインザルゼシャルドネの相性は抜群。
樽を使わない「ノンオーク」と呼ばれる製法。ワイン自体にもコクがある白ワインです。
ここにヘーゼルナッツのミルクチョコを合わせると
擬似的に樽の香りのように味わいに奥行きが広がります。
お互いが香りと味わいを補完し合う、良い例と言えるでしょう。
合わせたいヘーゼルナッツのチョコレート
選定のチョコレートはカール・ファッツェル ゲイシャ ミルクチョコレート
おなじく、北欧フィンランドのチョコレートです。
ヘーゼルナッツのプラリネを用い、かつミルク感の強い軽やかな味わい。
白ワインと喧嘩をせず、お互いを引き立て合うチョコレートと言えます。
先ほど、申し上げた通り、「木の樽を使わない白ワイン」がこのチョコにはぴったりです。
該当のワインが入手できない方は、スーパーやコンビニでも売っている
「コノスル」という銘柄のシャルドネを探してみましょう。こちらのワインは800円と大変にお値打ちです。
万能に合わせるワインはあるのか?
もし、ミルクチョコや、ヘーゼルナッツのチョコ、双方に合わせる場合はどうすればよいのでしょうか。
この場合は、また異なるワインを選ぶ必要があります。
この場合は、ポートスタイルのワインを選ぶとよいでしょう。
ポートワインとは、ポルトガルを原産とするワイン。
高アルコールのリキュールをワインに添加し、度数と甘さを残す、というものです。
酒精強化ワイン、とも言われます。
今回は、変わり種で南アフリカ産のポートスタイルのワインが良く合いました。
銘柄名は、デクラン ケープピンク
こちらはロゼの酒精強化という珍しいスタイルのワインです。
いちごのような果実味がありつつも、チョコのような酒精強化ワイン特有の香りも有しています。
ミルクチョコ、ヘーゼルナッツチョコ、万能に合うワインと言えるでしょう。
この類の「ポートワイン」もしくは「ポートスタイルの酒精強化ワイン」を覚えておきますと
チョコレートを幅広くカバー出来るはずです。
まとめ
今回は、ミルクチョコ、ヘーゼルナッツチョコに合うワインをまとめてみました
ミルクチョコには、果実味があり、後味まろやかな濃いワインを
ヘーゼルナッツチョコには、樽の香りのないシャルドネを
万能型のポートスタイルの酒精強化ワインがあると◎
これらを抑えておくだけで、チョコ合うワインが語れるようになります。
是非参考にしてみてくださいね。
選定のチョコ2種はこちら
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