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ギリシャワインがアツい!今おすすめのギリシャワイン

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ギリシャワインの魅力を知らないすべての人に

ギリシャワインがおいしい

ワインの生産国は多々ありますが、ワインマニアの筆者が注目している産地のひとつが「ギリシャ」です。

ギリシャは非常にマイナーなワイン産地ではありますが、日本にもギリシャワインの大手社が入ってきたことで徐々に高い品質が知られるようになってきました。

 

いまのうちに、ギリシャワインを抑えておけば、ワインの選択肢がより豊かなものになるのでは??そう思い、ギリシャはマイナー産地とわかりつつも記事を起こすことにしました。

 

ギリシャワインは果たして「ワイン初心者の扉」向けか?

すでにギリシャワインのファンの方がご覧になっていましたら申し訳ありませんが、ギリシャワインは超がつくほど、いえ、超ドマイナーな産地だと思います。

このサイトは「ワイン初心者の扉」と銘打っており、ギリシャのワイン記事を書くのを少しためらいましたが、そもそもギリシャワインにご興味のある方は、すでに「初心者」の域を脱しているのではないか??という気持ちもあり、思い切ってまとめてみたいと思います。

ギリシャワイン、でたどり着く方はワイン初心者ではない(おそらく)という観点から、通常の記事よりもよりマニアックな表現が多い点をお許しください。

 

 

ギリシャワインをワイナリーごとに注目していこう

ギリシャについては、赤ワインや白ワインの多様性、またギリシャの地ぶどう=土着品種についても、非常に難しい名前が多いものがあります。

また、特定の品種によっては、内陸やエーゲ海内の島々で作られている品種があったりと、ひとくくりに出来ません

よって、ギリシャワイン全般を語るよりも、特定の著名な、もしくは注目のワイナリーごとにワインをお試しいただくのが、よりギリシャワインの実力や、面白さがわかるのではないかと考えました。

そのため、この記事では1社ずつワイナリーを切り取ってご紹介します

 

 

ギリシャワインの代表格ワイナリー「キリ・ヤーニ」に注目

まずは、日本国内で輸入されているギリシャワインを語る上で外せないのがキリヤーニ社です。

ギリシャの内陸部を中心に、広範囲からぶどうを調達。
ギリシャの様々な多様性を表現しつつも、高い品質。かつ、価格もそう高いものではありません。
多様性、品質、価格の妥当性、この3つを備えたのがキリヤーニ社のワインです。

ここは白ワイン、赤ワインともに「この価格でいいの??」と思えるものがありますのでご紹介したいと思います。

 

ギリシャワインのキリヤーニ社に注目!キリヤーニ・パランガホワイト

 

千円台でこの品質は反則。ブラインドで試すべき、アロマティック系白!

まずはギリシャワインのキリヤーニ社のワインで試すべきがこのパランガ・ホワイト。

白い花を思わせる清楚な香りが特徴的。

 

フランスで言えばE.ギガルのヴィオニエを想起させる華やかさ。

 

「香りだけ切り取れば、ヘタをすると、コンドリューとブラインドで間違えるのでは・・・?」と思うのほどの華やかさ。

ギリシャのワインは、苦味のきいたキリッとした味わいをしたものが多く見られます。
そのため、どちらかといえばどっしりとした飲み応えを感じるのがギリシャのワイン。

香りの華やかさと飲み応え。これをエントリークラスのワインで両立できているのはキリヤーニのすごさといえるでしょう。

お値段は驚異の千円台です。まずはこのワインからお試しいただきたいと思います。

 

ギリシャワインのキリヤーニ社に注目!キリヤーニ カリ・リーザ

 

イタリアワイン・ネッビオーロを想起する、本格的な辛口ワイン

まずこちらのワインで使われているのは、ギリシャワインで多く耳にすることのある、ギリシャの地ぶどう(土着品種)であるクシノマヴロです。

名前だけは禍々しい(まがまがしい)ブドウ品種ですが、このワインを口に含んだときにすぐに浮かぶのは
「まるで、イタリアのネッビオーロ」です。

ほのかに淡さを帯びた色合いと、飲み口は流れるようでエレガント。
過剰ではないほどよい樽香に引き締まりのあるタンニン。

重々しくない味わいはまさにネッビオーロのようなイメージ。
価格は、こちらも驚異の2千円台。

そもそも2千円台のワインにエレガントさや引き締まり、などの印象を持つべきではないのですが、
このワインはそれを見事に体現しています。

キリヤーニのこのワイン2種を飲むだけでも、ギリシャワインのお値打ち感を感じ取っていただけるのではと思います。

さて、続いてのギリシャのワイナリーをご紹介します

 

ワイン評価誌で連続高評価!イエアワイン

さて、日本に輸入されているギリシャワインの代表格と言えばキリヤーニ社を第一に挙げる方も多いと思います。

筆者としては、もう1社注目のワイナリーがあります。

それがギリシャのイエアワインズ。
1994年設立と、20年以上の経歴をもっています。

拠点は赤ワインが内陸部の「ネメア」

 

 

そして白ワインはエーゲ海に浮かぶ島「サントリーニ島」を拠点としています。

特に白ワインが秀逸な生産者で、海に浮かぶということもあってか、海風を感じるミネラル感が表現されているのがイエアワインズの白の特徴と言えるでしょう。

ギリシャワインに限らず、おのずと、(日本国内で)知名度が低いワイナリーというと、ワイン評価誌の評価が気になってしまうところ。

ギリシャワインをなめてはいけないのは、このイエアワインズの
「アシリティコ・イエア」というワインがワインアドヴォケイト誌で連続して高評価を得ている点です。

具体的には、ワインアドヴォケイト誌の直近の評価で
2014年・・・91点
2015年・・・94点
2016年・・・93点
2017年・・・95点
と連続して高得点を獲得していることです。

ぶどうの品種は、ギリシャの中でもサントリーニ島の土着品種と言われる「アシリティコ」。
これが4千円前後のワインでなされているという点を考えると、おのずと注目されると言っても良いのではないでしょうか。

 

コシュデュリのプルミエクリュ?とまで評されたワイナリー

 

さらにはギリシャのクレタ島に位置するワイナリーである
ドゥルファキス・ワイナリーにも注目が集まります。

創業は1930年という古い歴史があり、固有品種を大事にしつつモダンなワインを作るという生産者。

こちらのドゥルファキス・ホワイトはギリシャ・クレタ島の固有品種である「ヴィディアーノ」を用いた白ワイン。
このワインを輸入している業者が、「これはコシュデュリのムルソーそのもの」と評価し、さらにはその場にいたジャーナリストと「コッシュデュリのプルミエクリュ」とまで表現されたということで、一気に注目度が上がりました。

2018年という若いヴィンテージのため、保管が必要といえるでしょう。
2千円台という比較的手に取りやすいワインのため、今のうちに数本ストックしておくことをおすすめします。

 

ギリシャワインがアツい!1つずつワイナリーをおさえていけ!!

ギリシャワインはどちらかというと、ワイン一つ一つに苦味のほか、引き締まり・緊張感を感じるワインが多くあります。
それゆえ、アメリカやオーストラリアのワインと比較すると、ややマニア向けというか親しみやすさとは逆の位置にあるのも事実です。

そのため、一般的にはそう簡単には広まっていかないはずで、今の段階では「マニアのみぞ知る」という位置づけになっているワイン産地かなと感じます。

裏を返せば、これだけの品質に大半の人が気づいておらず、情報源もまだ少ないのが現状です。
事実、ワインアドヴォケイト誌などの評点が異様に高いワイナリーなどもあり、ギリシャワインにおいて、これらが取り上げられるのは時間の問題かと思われます。

ぜひ今のうちに、注目のギリシャワインを抑えておくべきです。この記事のおすすめのワイナリー、おすすめのワイン銘柄をご参考にぜひ皆さんの見識の中に「ギリシャワイン」を加えていただければと思います。

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