「高評価&高得点ワイン」を探している方に
ワインは価格も種類も千差万別です。ワインを探すうえで参考にしたいのが、世界のワイン評価誌。
その多くがワイン1本ずつを100点満点で採点を行い、公表をしています。ワインを探すうえでこのような高評価ワインを探している方もいらっしゃるでしょう。この記事では、そのようなワインを掲載したいと思います。
1万円を超えてくると、高得点ワインはゴロゴロと存在しているのが現状です。しかし、そこまでお金もかけられませんから、このページでは6千円前後まで、を一つの基準にしたいと思います。
おさえたい!ワイン評価誌「ワインアドヴォケイト(パーカーポイント)」とは
ワインの評価誌における世界権威ともいえる絶対的なポジション。それがワインアドヴォケイト(Wine Advocate)誌です。
ワインの帝王とも呼ばれた評論家「ロバート・パーカーJr.」氏を元編集長を務めたワイン評価誌であります。ワインアドヴォケイトの評点が価格そのものにダイレクトに影響を与えるともいわれています。
元編集長であるロバートパーカー氏が率いるワインアドヴォケイト誌の評価=通称パーカーポイント
とも呼ばれます。実際は複数人のレビュワーがいるため、必ずしもロバート・パーカーJr.氏が評点をしたとは限りません。
表記の仕方は多くあり「PP(パーカーポイントの略称)」「WA(ワインアドヴォケイトの略称)」「パーカー〇〇点」などはほぼ同一に「ワインアドヴォケイトにおける評点」です。本来はワインアドヴォケイトの中でも、パーカー氏自らが採点したものを分けるのがベストですが、ごちゃごちゃになっているのが現状です。
高得点ワインは「90点以上」を狙いたい??
ワインアドヴォケイトの評点はおおよそ90点以上から「素晴らしいもの」として評価されています。
96–100 – Extraordinary(並外れたもの)
90–95 – Outstanding(素晴らしいもの)
80–89 – Barely above average to very good(平均よりそれ以上でとても良いもの)
70–79 – Average (平均的)
参考:https://www.wine-searcher.com/
つまり90点以上、が一つの基準になるといえるでしょう。さっそく、このページでは90点以上の評価ワインをご紹介します。
高評価ワイン グレネリー エステートリザーヴシャルドネ 2015
元フランスの名門オーナーが異国の地で手掛ける本格派白
元、フランスのシャトーピションラランドという名門ワイナリーのオーナーを務めた人物が、異国の地で手掛ける白ワイン。
2015年のヴィンテージはWA(ワインアドヴォケイト)92点と高評価。価格も2千円中盤~後半と比較的安定しているのがポイントです。
※ヴィンテージが変更になる可能性があるため、ワインショップでお問い合わせいただくのが確実です。上記リンクは専門店。
高得点ワイン デモーゲンゾン リザーヴ シャルドネ 2016
ブドウの成長にクラシック音楽を聞かせる?高得点ワインを輩出する名門
特徴的なのは、ワインの原料となる葡萄にクラシック音楽を聞かせるという生産スタイル。
ブドウの生育にクラシック音楽の音波が好影響を与えるというフィロソフィーの元実践しています(別の生産者でもいくつか導入事例あり)
ワインを持ち寄ったりするときには何か一つ話題が必要なもの。高得点を得ているという部分ももちろんですが「ワインに音楽を聞かせる生産者」というと話題づくりにももってこいですね。
こちらのデモーゲンゾン リザーヴ シャルドネ 2016はワインアドヴォケイト(WA評)94点と高得点。
お値段も5千円級に突入しますが、何か特別な日に用いたい白ワインの一つです。
高得点のワイン=長期熟成に耐えうる傾向も強いため、しばらく置いてから飲むとなおのこと良さがわかるでしょう。
※ヴィンテージが変更になる可能性があるため、ワインショップでお問い合わせいただくのが確実です。上記リンクは専門店。
ワインショップで高得点ワインを買うコツ
昨今は、低価格のワインでも容易に高得点ワインを発見することができるようになりました。
大きめのワインショップや、ショッピングモール内のワインショップなども「パーカー●●点!」などの高得点・高評価ワインを見つけることができるようになりました。ものによっては1,000円以下でパーカー(ワインアドヴォケイト)90点!というものも見つけられるでしょう。
注意点として、
その点数はそのものズバリの銘柄か??(受賞「歴」ではないか?過去のヴィンテージではないか?」)
という部分に注意してみましょう。
というのも、ワインは年によってその出来が大きく変化します。2015年のその銘柄はワインアドヴォケイト90点だが、2016年のその銘柄は88点だった、などという事態も多くあります。点数がすべてではありませんが、高得点・高評価を基準に買う際は注意しましょう。
「WA91点以上」は一つの壁
おおむねワインアドヴォケイト(略記:WA)で90点を超えたものは素晴らしいものであります。一方で、ワインアドヴォケイトの傾向として、パンチのある濃いワインは高得点になりやすい傾向があります。
よって、ひたすら濃いワインで千円台、というものが「90点」を獲得しているケースも見受けられます。
筆者の判断としては、91点を超えてくるもの(特に赤ワイン)はまた違った世界観があるように思います。90点、というとキリがよい数字というのもありますし、あくまでも筆者の感度ですが、より高得点のワインを探す場合は「91点以上」がポイントのように考えています。
パーカー98点!!それホント??
通販ショップによっては、非常に表記がまぎらしいものが存在します。
というのも、評価誌はワイン1本1本の評点のほかに「この年の●●地区のワインは、良い出来」という意味合いでエリアそのものに年ごとに評点をつけています。
簡単に言えば「今年のボジョレーヌーボーは100年に一度の出来!」というあれです。
これをヴィンテージチャート(地区ごと・年ごとのざっくりした評点)といいます。
もちろん、エリアの評点=ワインそのものの評点ではありません。
たとえば、ワインアドヴォケイトは2010年のスペイン・リオハ「地区」のワインに95点をつけています。
参考:https://www.robertparker.com/resources/vintage-chart
だからといって、スペインリオハ地区の2010年ヴィンテージもピンキリです。それを「パーカー95点!」と売るのは良くないですね。
おおむね、5~7千円程度のワインでパーカー98点!(そのワインそのものが98点獲得)とかはあり得ません。評価と価格は大半が相関するため、判断の参考にしてみてください。
よって、高得点・高評価ワインを見つけるには「このワインそのものの評点だろうか」と疑うクセをつけると良いと思います。高評価と聞いていたのに、口に合わなかった!となるのは悲しいですものね。
■高評価・高得点ワインを見つける際の注意点
ヴィンテージ(年号)も合っているか確認し、そのワインズバリか確認しよう
その評点はヴィンテージチャート(年号と地区の総評)ではないですか?ごちゃごちゃにならないようにしよう。
ぜひ高評価、高得点ワインを探す際の参考にしてみてください。
※このページのワインも随時加筆修正していきます
※ヴィンテージ(年号)はそのものピシャリかお手数ですがご確認をいただきますようお願いします