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ワインのおすすめは「南アフリカ」にあり!初心者必見のワイン銘柄と魅力とは

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いまひそかなブームの「南アフリカ産のワイン」とは

昨今、ワインマニアの中で話題になっているワイン産地があります。

それが「南アフリカ産のワイン」です。

 

みなさん南アフリカのワインと聞くとどういうイメージをもたれるでしょうか。
暑い地域で…砂漠を象なんかがが走っていて…そんな所で作られるワイン…?たとえば…濃そうな味で…

違うんです!!!!

今回は、調べれば調べるほど面白い、さまざまな可能性を秘めた、南アフリカワインを
「南アフリカのワイン」について知るべき事
として解説をしたいと思います。

 

 

まずはこのワインを飲め!!これが「南アフリカ」産だって!?

 

まず、南アフリカを知るうえで絶対に飲んでほしいワインをあげたいと思います

 

必ず飲むべき南アフリカワイン「ポールクルーバー・シャルドネ」

ポールクルーバー・シャルドネ

まず、前提として、南アフリカワインでもっとも「おいしい!!」といえるのは2~5千円くらいまでのワインです。

もしこの記事をご覧になっている方が、南アフリカワインの「すごさ」を体感したいならばご予算は3千円程度がよいでしょう。そして、選択肢として、千円以下のワインについては、優先度を低く持ってください。

なぜならば、千円以下のワインはチリやスペイン産のワインが非常に充実しているためです。南アフリカワインでもおいしいものは一握り。

仮に千円ちょっとの南アフリカワインを買ってきたとしても、その真価はほとんど見えていないといっても過言ではないでしょう。

 

さて、予算3千円で1本、選べ!と言われたら筆頭にこのワインを挙げたいと思います。

 

このワイン、「ポールクルーバー・シャルドネ」で目を見張るべきは理想的な香りと味わいのバランスをもっていること。

リンゴのような香り、ナッツのような樽の香りなどが混在しています。

特にポイントとなるのは口に含んだ時の「酸」の美しさ。新興産地のワインのいくつかはあまりこの「酸」に目が向いていないものも多くあります。それらは一口含んだ時はインパクトがありいいのですが、徐々に飲み疲れてくるわけです。

このポールクルーバーシャルドネは南アフリカの中でも特にコスパの良いワインの一つ。

・ボリューム感

・酸の美しさ

この2点がきわめて統率が取れています。南アフリカワインの中でも「ベストバイ」といえるべきワインです。一度は手に取りましょう。

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また、南アフリカワインのおすすめ銘柄の多くは「まずは白ワイン」にあると思います。

赤ワインか?白ワインか?で悩んだ場合は、とりあえず白ワインを選ぶのも方法の一つです。

 

 

なぜ、南アフリカワインがおいしいのか??

さて、なぜ南アフリカワインがこんなにおいしいのでしょうか??

それは我々が思い描いていることにいくつかの誤解があるからです。お時間ある方は以下の内容もお付き合いください。

 

ポイントその1.南アフリカは熱帯地区ではない!!

簡単に言うと…南アフリカは東京より涼しくて、ワインづくりに向いている!!

 


引用:アフリカの旅 | 近畿日本ツーリスト

南アフリカのワインは1992年~2012年の20年間で
その輸出量を20倍にまで拡大しているようです。

その南アフリカは世界的な観光地としても知られています。

南アフリカの気候は
日照時間が長く、穏やかで涼しい気候となります

寒暖差は東京よりも小さく、過ごしやすい気候です

夏は乾燥しており、冬は雨がしっかり降る。
これはワインづくりとしては恵まれた、適した環境と言われています


引用:http://www.cluver.com/photo-gallery/vineyard

また、海から来る風がミネラルを陸地にもってきて、葡萄はその環境下で育ちます。

涼しい気候なども味方し、
・エレガントな酸味
・しっかりした果実味
の両立が出来ている産地です

 

 

2.南アフリカワインはそのコスパがすごい!!

簡単に言うと…2~3千円くらいのワインのコスパが最高!!

ほとんどが、その品質に対して安く手に入れる事が出来ます。つまりコスパが良い。

2,000円台の南アフリカワイン一つをとっても「倍の値段のものに匹敵するのでは…」感じるのはザラです。

理由は単純で人件費が極端に安いためです。恵まれた気候から生み出される品質に対して、値段が全体的にリーズナブルな生産国になるのです。

 

ところで、南アフリカワインって何年前から作れらているのでしょう??

10年前?50年前?

思い切って100年前・・・???

 

答えは350年以上前です

 

その発祥はヨーロッパの国々の大航海時代にさかのぼります。

ヨーロッパからアジア圏に香辛料を取りに行く際に南アフリカを中継し、ぶどう栽培を始めた事によるようです。

 

以下は、かの皇帝ナポレオンも愛したとされる「ヴァン・ド・コンスタンス」という南アフリカの甘口ワイン。

ヴァン ド コンスタンス[2013]クライン コンスタンシア500ml(白 甘口)

諸説ありますが、ナポレオンがセントヘレナ島に島流しに合い、死の間際にこのワインを欲した、とされています。

なお、こちらのワインは世界的にも著名なワインのため、お値段は1万円ほど。何かの記念日に買いましょう。

 

 

一方でアパルトヘイトなどの人権迫害もあり、一時ワイン産業の発展は停滞。

その後、1990年台のアパルトヘイト撤廃後、新しい生産者が多く増え、市場で急速な伸びを見せてきたと言われています。

よって、南アフリカワインが改めて注目されたのは、「新しい生産者が増えたここ20年ほど」、と言われています。

 

どことなくフランスワインのような上品な味わいと、アメリカのワインのような力強さを感じるものが多く作られています。

チリ産などの「安くて・果実味しっかり」のワインがワイン業界では主要となり、依然として人気が高い位置にありますが、南アフリカワインは「安くて・気品もある」路線と感じます。

 

 

3.南アフリカは自然も意識した「倫理観」を持ったワイン産地である

簡単に言うと…ワイン生産者には「自然を守る」ことが義務付けられている!!


引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』植物相

また、南アフリカのケープタウンは「ケープ植物区系界 South African Kingdom」と言われ世界を6つの植物区系に分けたうちの一つとされています。

つまり植物や花の楽園と言えると言う事です。

image

ワインづくりにおいて、その植物系を守る事を目的として、
南アフリカのワインのラベルには
・自然環境の保護
・産業の発展
を目的としたシールが貼られ、それらに生かされています。


引用:人と自然に優しいワイン造り | 南アフリカワインとは|MASUDA South African WINE

南アフリカワインの発展が自然と産業を支えていると考えると、
よりポジティブに楽しむ事が出来るのではないでしょうか。

 

 

参考:メディアにも掲載が増えてきている???

参考として、南アフリカワインがメディアで取り上げられた事例です。

ビジネスマンご用達の「日本経済新聞」では、土曜日にプラスワンという特集コーナーを作っています。

その中で、「ワインの新興産地、スパークリングワイン特集」という趣旨の企画が組まれ、そこで1位を獲得したのが南アフリカワインです。

ワインの名前はグラハムベック ブランドブラン *1です。

*1:掲載ヴィンテージは2011年。現在は異なるヴィンテージが販売されています。

 

グラハム・ベック ブリュット ブラン・ド・ブラン

うれしいのは価格が2千円台で購入可能な点。熟したリンゴのような少し濃い味わいが楽しめるおすすめのワインです。

特別な時というよりは、週末くらいに開けたい気軽さがある点が魅力です。

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こちらも同様に日経新聞電子版より。

ソムリエ、ワインジャーナリストを含む専門家が推薦するワイン1位として南アフリカのワインが選ばれました。

おすすめされたワインの名前はボーモンホープマルゲリート シュナンブラン *2です。

*2掲載のヴィンテージ(年号)は2012年でした。現在は異なるヴィンテージ(年号)を販売しています。

ボーモン ホープ・マルゲリータ

ハチミツや柑橘のような香りが感じられます。酸味も比較的おだやか。

あまり難しい味わいのワインではないと個人的には感じています。

お値段は少し張りますが、ワイン初心者の方にもおすすめしたいワインの一つです。

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衝撃!2千円台のワインが高級シャンパンを撃破

恵まれた環境と、アパルトヘイトの撤廃などの歴史的な背景を乗り越え、さらにはメディア掲載もされ始めました。

まさに急激に伸びているワイン産地という位置づけである事はご理解いただけたかと思います

その実力を証明すべき「事件」が2015年に起きました。

ブラインドテイスティングコンテストである、
「世界スパークリング・ワイン・チャレンジ」という品評会です。

ブラインドテイスティング、とは、
銘柄を見ずに複数用意されたワインを文字通りブラインド(目隠し)で試飲し、
その優劣を競うコンテストです。

用意されたスパークリングワインの主たるものは、1万5千円~2万円クラスの
ドンペリの愛称で知られるドンペリニョン
国内では2万円の価格に到達する「クリスタル」など
名だたるフランスのシャンパンです。

この品評会には近年、品質を上げているイギリスのスパークリングワインなどが「伏兵」として用意されていました。
おそらく裏のテーマとしてはイギリスのワインを押し上げる為の内容だったと推察しています。


Who’s blushing now?! Stellenrust sparkler comes out on top against the odds

しかし、この品評会で1位になったのは
南アフリカの2千円台のワインです

名だたるフランスの高級シャンパンやイギリスの高品質スパークリングワインをおさえ、南アフリカのワインが1位に。

これは「Shock Result(衝撃の結果)」と報じられました


ステレンラスト ブリュット "クレマン・ド・ルアー" ステレンボッシュ [NV]

ステレンラストスパークリングワインというその銘柄は、
この影響を受けてか、日本の輸入元では現在一時的に品切れをしております

ワイン評論家の意見も見てみましょう。

ワインの世界的権威「マスター・オブ・ワイン」という称号があります。
全世界で400名程度しかいないと言われるワインの最高位です。

その中でも特に著名なワイン評論家のジャンシスロビンソンもこう述べています。

南アフリカワインの品質はあの恥ずべきアパルトヘイト時代のものですら世界で恥ずべき品質ではなかったし、若い世代の醸造家が世界を訪れたり海外のワイン産地からの頻繁な来訪者からあらゆることを学んだりすることで、その品質は日々向上し続けている。

「ヴィニクエト」訳ジャンシス・ロビンソン著”なぜ南アフリカは過小評価されるのか?”より引用

【ここまでのまとめ】
①ワインづくりに恵まれた気候である
②自然環境も考えた生産・販売が行われている
③専門家もこぞって注目し、近年その実力が芽を出し始めている

ここまでをお伝えすると、「南アフリカのワインって美味しいの?」とはなかなか言えなくなってくるかと思います。

 

まとめ:今のうちに「南アフリカワイン」に触れるべき!!

私は、世界で徐々に注目されている南アフリカのワインが
日本でももっと広まればいいと感じています。

しかしながら、日本では知名度がまだ低く、多くの人がその価値にまだ気が付いていません。

是非ともまず触れてみて下さい。

品質が良くて」「安くて」「あまり知られていない」非常に魅力的な響きです

ワインのトレンドを追いたい方、南アフリカのワインに注目です。

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