初心者必見!ワインショップのワインの聞き方&選び方
たまにはワインを買おう!
そう思っていざショップについたものの、
たくさん種類があってわからない…。
店員さんに「何かお探しですか?」と聞かれても
「あ、いえ…(なんていえばいいんだろう…)」
と言葉が出ないことはないでしょうか。
なぜ、ワインは伝えるのが難しいのでしょうか。
それは「変な事を聞いたらかえって恥ずかしいから」ではないでしょうか。
そんなことはありません!
ここでは、ワインの初心者が
ワインショップで店員さんと話すときに会話が弾む、
ワインを買う時に覚えておくべき3つの事をまとめてみました。
1.「店員さんのおすすめは?」と安直に聞くのをやめよう
お店でワインを探している際に、店員さんに漠然と
「店員さんの一番のオススメってなんですか?」と
聞いた事はないでしょうか。
この聞き方が当たり前になっている方は、
この一言を発する前に、少し待ってください。
ワインは非常に種類が多く、味わいの方向性は千差万別です。
つまり、漠然と店員さんに「おすすめ」を聞いても
「どういう方向のオススメ」かアシストしにくいのです。
別の食べ物にたとえましょう。
たとえば、年間400食を食べる超ラーメン通の人に
「おすすめのラーメン教えて!!」と聞くのと
「こってり系が好きなんだけど、おすすめのラーメン教えて!」と聞くのは
どちらが相手が熱く語ってくれるでしょうか。
もちろん後者ですね。
「こってり系が好きなら、いまブームの鶏白湯スープのお店なんてどう?あそこのお店は~」
など、思いもよらない言葉が出てくるかもしれません。
ワインも同じです。
「ご自身の好み」を伝えるのはとても大事なことです。
わからなくても結構ですので
「なんとなく甘さがあるのがいい」とか
「ちょっと本格的な、しっかり渋めの赤が欲しい」や情報を出したうえで
店員さんのオススメを聞いてみましょう。
「のみやすいもの」でも構わないのですが
ワインはたまにしか飲まないので、甘口めのがいい、であったり
ワインは良く飲むから、ちょっといつもと違うこってりした白がいい
とご自身の経験値も伝えると、親切です。
2.「なぜワインを買いに来たか」を伝えてみよう
シチュエーションを伝えるのはとても大事なことです。恥ずかしいかもしれませんが、
是非とも『いつ』『なにに使う』ワインということを伝えてみてください。
【シーンごとのワインは、パッと考えただけでいくつもある!】
・「女子会」であれば、親しみやすい味わいのワイン
・「お祝い」であれば、スパークリングワイン
・「父の日」であれば、重厚な赤ワイン、もしくは流行の『日本ワイン』
ざっと、挙げただけでも
シチュエーションに合いそうなワイン、というのは存在します。
BBQならもちろんお肉に合わせて濃厚な赤ワインがまず浮かびます。
同じ外で楽しむにしても、ゆったり楽しみたいなら
軽やかな赤や、白ワインの方が合いそうです。
もし特別な、いつもとちょっと違う日にワインを選ばれたならば、
差支えなければ何故ワインを買いに来たのかを店員さんに伝えてみましょう。
味わいやラベルなどもこだわって相談に乗っていただけるかもしれません。
3.ワインの予算をハッキリ伝えよう
ワインの面白い所は
値段=味わいでは必ずしもない、という所です。
もちろん、高級ワインの多くは複雑みがある味わいですが、
安価なワインでも高級ワインに匹敵する味わいのものがたくさんあります。
つまりコスパがいいもの、はたくさんあるんですね。
それでも、高級ワインを買いたい時、ありますね。
たとえばプレゼント用途のとき。
気合を入れて「1万円くらいのワイン」をプレゼント用に買おうと思っていた方が、
予算を伝えずに店員さんに「おいしいオススメワイン、なんですか?」と聞いたとします。
すると、店員さんがこれコスパ優秀でおいしいよ!と
3千円くらいのワインを薦めてきました。
やった!3千円でおいしいなんて得しちゃった!と思う方より
プレゼント用だし、もっと高いのがいい、と思う方の方が多いのではないでしょうか
ワインを買われる際は
「予算はこのくらいで」ははっきり伝えた方がお互い会話が弾みます。
父の日のプレゼントなんですが、
3万円くらいの予算でいい赤ワイン、ありますか?
と聞いたら「いくらでもあります!」と答えが返ってくるでしょう。
ワインは1万円を超えてくると、とても立派な物が買えるんですね。
ただし、人によっては
「ワインは何万円もするのが当たり前でしょ?3万円くらいで大丈夫なのもの?」
と思っている方もいらっしゃるでしょう
(学生時代の私がそうでした)
人によってワインのイメージはバラバラです。
そのギャップをまず埋める為にも
「ご予算」を伝えるのはとても重要な事だと思います。
事例:「紅白」でワインが欲しい???
これは私が実際に店頭で見た話です。
「赤と白の、1本5千円くらいのスパークリングワイン計2本」
を買いに来て、店員さんに質問している方をたまたま見かけました。
と説明するお客さんに対して、店員さんは一生懸命
「赤のスパークリングワインというのはあまりない」
とお伝えしていました。
赤のスパークリングというとイタリアのランブルスコ(2千円くらい)を筆頭に
あまりメジャーではないんですね。
ここで私も素通りしてしまったのですが、仮に
「友人の結婚パーティー用に、紅白をイメージしてスパークリングワインを買いたい。予算は1万円で」
とお伝えしたらどうなっていたでしょうか。
・赤ではなくてロゼの素晴らしいスパークリングワインと
・白の素晴らしいスパークリングワイン
ロゼを赤に見立て「紅白」で2本ご用意でいかがでしょう、
という話になれば、とても華やかなプレゼントになったことでしょう。
まとめ:はずかしがらずにイメージで構わない
とにかくワインは星の数ほど多く、
選択肢はいくらでもあります。
その分、頭の中にあるイメージを漠然と伝えることはとても大事な事なのです。
ワインは私はお花に近いポジションにあるものだと思っています。
プレゼント用途や、特別な時に用意されるべきワインはほとんどのお店にあります。
せっかくの高い買い物です。
是非ともはずかしがらずに、ご自身の好みやイメージを伝えるところから
ワイン探しを始めてみてください。