カベルネソーヴィニヨンは赤ワインのスタンダード
カベルネソーヴィニヨンは赤ワインの基本となる品種です
なかなかブドウの品種というと難しい所ですが、ワインの名前を覚えていく中で
カベルネソーヴィニヨン
メルロー
ピノノワール
シャルドネ
などなど…ブドウの品種がワイン名と共に表記されているケースが多くあります。
ワインに詳しくなってくると、このブドウの品種名を見ることでどのようなタイプのワインの味わいかというのが少なからずイメージ出来るようになってきます。
ですが、ワインビギナーの方に全部覚えろ!というのは酷です。
また、ここで蘊蓄を述べまくったとしても結局は実際に飲んでみないと分かりづらい!というのが筆者の持論であります。
そこで、
カベルネソーヴィニヨン種を使った、おすすめのワインをまとめてしまえば良いんじゃないか??
という結論に至りました。ここでは少し背伸びをして買えるくらいのカベルネソーヴィニヨン種で作られたワインをご紹介したいと思います。
カベルネソーヴィニヨンの基本
カベルネソーヴィニヨンはボディ感がある、正統派な品種。
主に用いられるのは赤ワインです。
赤ワインに用いられるブドウ品種の中でもカベルネソーヴィニヨンは「ド定番」「王道」と言えるポジションです。
多くのしっかり系の赤ワインに用いられており、単一品種でワインに用いられたり、カベルネソーヴィニヨンを軸にほかの品種をブレンドするものも多く見られます。
この「カベルネソーヴィニヨン」は嫌でも抑えておきたい所。
カベルネソーヴィニヨンを知るとここがわかる!!
ワインの「ド定番」を知ることが出来る
赤ワインのパワフルな味わいになれることが出来る
基本をすることで、ほかのブドウ品種の比較となる『基準』が身につく
というメリットがあります。
ワインが濃いか、薄いか、渋いか、そうでないのかなど、
ワインの入り口として用いるのに最適なブドウ品種がカベルネソーヴィニヨンです。
コノスル 20バレル カベルネソーヴィニヨン
チリワインの著名銘柄「コノスル」の上位版カベルネソーヴィニヨン
まずは近年注目されているチリワインから参りましょう。
チリワインは日本への輸入量が急拡大したワイン生産国となっています。
ワインといえばフランス、のイメージが強いですよね。
チリのワインは新興ワイン産地に区分されます(新世界ワイン、と言われることもあります)
チリワインは驚異的なコストパフォーマンスを誇り、果実味豊かなワインが多いのが特徴です。
それゆえ、近年徐々に低価格帯のワインから人気が出てきました。チリワインは我々の食卓や安く美味しくワインを飲むための貴重なポジションにあります。
さて、そんなチリワインの中でも赤ワインの生産に多く使われているのが、カベルネソーヴィニヨン種を使ったワインです。チリワイン生産ワイナリーの中でも大手社の一つである「コノスル」社に注目してみましょう。
コノスル社のワイン自体は、実はコンビニのローソンなどにもお手軽クラスのワインを販売しています。ただし、当サイト、ワイン初心者の扉ではいきなりその中でも上のクラスから飲んでしまおうというご提案をしたいと思います。
それが、コノスルの上位クラスのカベルネソーヴィニヨンである
「コノスル20バレル カベルネソーヴィニヨン」
です。
ありがたいのはチリワインが注目される理由の一つの「コストパフォーマンス」。
このような上位クラスのカベルネソーヴィニヨンのワインであっても、2千円台で購入することが可能だからです。
さらにチリワインの大きなポイントは「ブドウの品種を1つだけ用いて」ワインを作ることが非常に多いように思います。
いくつかのワインが「いろんな葡萄の品種を混ぜて作ったブレンド」が見受けられる中、コノスルは「葡萄の品種1つだけ」でシリーズを出しています。
チリはワインの育成に恵まれた環境であると言われています。
そのため、様々なブドウ品種のブレンドで複雑みを出さずとも、十分にボディ感のある立派なワインが作られます。
つまり
ぶどうの品種「カベルネソーヴィニヨン」1種類を使った高いレベルのワイン
かつお値段2千円台
注目の産地であるチリワイン
コノスルの20バレルカベルネソーヴィニヨンは、まさにカベルネソーヴィニヨンのわかりやすさを高いレベルで体現したワインです。
ブーケンハーツクルーフ ポークパインリッジ カベルネソーヴィニヨン
千円台でコスパ◎ のカベルネソーヴィニヨンの赤ワイン
低価格帯で果実味たっぷりなものを、ということでしたらこちらもおすすめ。
お値段はありがたい千円台です。果実味がしっかりと感じられ、かつ木樽のような香りも感じられます。
辛口の赤ワインで、いくらかの本格感を感じられる点も◎
まずは千円台で!とお考えの方におすすめの1本と言えます。
おすすめのカベルネソーヴィニヨン フランシスカン カベルネソーヴィニヨン
過去TVで過去特集され、一瞬で姿を消したカベルネソーヴィニヨン
アメリカのワインです。チリに負けず、アメリカのワインは果実味が豊かで、肉付きがよく、おおらかなワインが多くあります。
ワイン初心者の方が「パワフルなワインを飲みたいなぁ」と思った際に、まず候補として挙げていただきたいのが「アメリカのワイン」です。
こちらは過去のヴィンテージで、某大御所コメディアンのさん○さんが「さ○まのホンマでっ○?TV」という番組でこの銘柄を「買ってよかったワイン」の一つとして挙げたことで大ブレイク。
一瞬で日本国内の在庫がなくなってしまったという経緯を持つワインです。
こちらのワインは、ワインのブドウ品種を「ブレンド」して作られています。
カベルネ・ソーヴィニヨン88%、メルロー7%、マルベック3%、プティ・ヴェルド2%ということで、カベルネソーヴィニヨンが主体、と言えますがより複雑な味わいを表現しているともいえるでしょう。
樽のような木の香りがしっかりとあり、タイプとしてはどっしりパワフル。
パワフルなワインを飲む際はできれば、コルクで栓をして数日に分けて飲むと味わいが和らいでおすすめです。
3千円程度のワインですが、お値段対比では極めて優秀な1本で、5千円クラスの価値はゆうに感じられるのがこのフランシスカンカベルネソーヴィニヨン。
ワインに慣れてきたらぜひとも試したいカベルネソーヴィニヨンのおすすめのワインです。
カノンコップ カベルネソーヴィニヨン
価格帯の上のカベルネソーヴィニヨンの赤ワインもご紹介しましょう。
本来ではフランスのカベルネソーヴィニヨンを味わってほしいところではありますが、フランスではカベルネソーヴィニヨン「のみ」を使った赤ワインが少ないため、別の産地をご紹介します。
比較的、そのテイストがフランスに近く、ほかの2つに比べるとシックな印象を持たせるのがこのカノンコップ。お値段も一気に5千円台に突入しますが、フランスの相応のワインを探す前に口にしておくと良いでしょう。
カベルネソーヴィニヨン特有のコショウのようなスパイシーな風味があり、チョコレートやカシスなどが感じられます。味わいのバランスとしてはビターや苦みがしっかりと感じられるため、先のチリのワインのサンサンとしたイメージであったり、アメリカのおおらかでパワフルなものとはまた違った味わいが楽しめるはずです。
カベルネソーヴィニヨン一つをとっても味わいがそれぞれ異なる点、またテイストが異なる点を感じ取れるかと思います。
おまけ:カベルネソーヴィニヨンの「白ワイン」がある
カベルネソーヴィニヨンをはじめとして赤ワインの特徴の「色」は、ブドウの皮ごとつけ込んで発酵させるというそのプロセスにあります。
皮ごとつけ込むことで力強いパワフルな味わいになり、長持ちするワインになると言うことです。
ということは、理論的には「皮を取り除けさえすれば」白ワインも作れると言うことになります。
そのような手間のかかるカベルネソーヴィニヨンで作った白ワインも存在しますのでご紹介します。
アサラ・エステート ホワイト・キャブ
非常に珍しいカベルネソーヴィニヨン種でつくったという白ワインです。
やや苦みの利いたテイストに仕上がっていて、本格的なテイストに仕上がっています。
一度は勉強がてら手に取りたいところですね。ワイン好きが集まるところに持って行くワイン、など話の種としても十分活用できます。お値段も2千円未満と手に取りやすいのも魅力の一つです。
このようなワインも存在するため
「カベルネソーヴィニヨンは赤ワインの『専用』品種である」と認識するのは誤りとなります。
あくまでも赤ワインに「向いた」もしくは「主要な」品種という理解をするのが良さそうです。
カベルネソーヴィニヨンは、本格的なワインへの第一歩
カベルネソーヴィニヨンの白、という選択肢も記載はしたのですが、基本的にはカベルネソーヴィニヨンは赤ワインの代表品種。
優等生で、硬派な印象を持たせるしっかりと渋みを感じる品種です。
・カシスを想起させる紫系の果実
・ブラックベリーを思わせる黒系の果実
・コショウのようなスパイシーさ
という点を意識して楽しむとググッとワイン通のような気分になれますよ。
特にワイン初心者の方は甘口のワインに行きたくなるところですが、このカベルネソーヴィヨンの硬派なイメージのワインが楽しめるようになったらば「赤ワインの入り口はだいたいクリア」と言えるはずです。
ここから派生して様々な赤ワインを楽しみたいところ。
ぜひともこのページにてご紹介のカベルネソーヴィヨンの赤ワインは一度口にしてみてください。
おすすめしたいワイングラスは「100均」から
是非この機会にワイングラスもそれらしいものを手に取りましょう。
一般的にワイングラスを用いると香り立ちが良くなりますが、コップで飲むのと本当に違うの??と懐疑的な方も多いはずです。
そこで筆者は「ダイソーの『うすぐらす』と呼ばれる脚なしグラス」を強くおすすめしています。
もちろん100均でおなじみのダイソーですのでお値段は100円(税抜)です
複数種類がありますので上記記事をご参考にお間違いなきよう探してみてください。
ワイン初心者の方は「甘口ワイン」からどうぞ
上記は甘口ワインの中でも特に贅沢な味わいの「デザートワイン」をまとめた記事です。
シロップのような甘いテイストのワインで、特にフルーツタルトやチーズ類と相性が抜群。
女子の集まりでも使えますので是非ご参考を。
また、一人のみで甘口のスパークリングワインをお探しでしたらカルディ・コーヒーで販売している「ペタローソ・ビアンコ」というワインをワイン初心者の方にはおすすめしています。上記記事をご参考ください。
白ワインの初心者向けのワインなら
上記は特にワイン初心者の方におすすめしたい白ワインをまとめたページです。
比較的飲みやすいものを集めていますのでご参考ください。
ぶどうの品種にこだわるなら次は「シャルドネ」を
もし硬派なカベルネソーヴィニヨンの赤が気に入りましたら、箸休めに白ワインを攻めてみましょう。
上記は白ワインの中でも、白ワインの代表品種の「シャルドネ」にフォーカスしたおすすめワインです。
以上の記事もぜひともご参考ください。